2023年9月23日土曜日

いじめについて

  私は小学校、中学校時代の同級生との付き合いは、ほとんどありません。仲の良かった友人とは「会いたい」とも思いますが、いじめられていた思い出が強いので、わざわざ会いたいとも思いません。

 先日、今も会う機会のある唯一の、小中学校時の同級生の友人と当時の「いじめ」について話をしました。私は「休んで登校すると机と椅子がなくなっていた」「また、休んで登校すると新しいはずの机と椅子が壊されていた」「また、休んで学校へ行くと下駄箱の上履きがなくなっていたり」といった話をしました。

しかし、友人は

「嘘だぁ。いじめなんかなかったよ。」

と開口一番でした。

 同じ空間で「いじめを知らない」「いじめを受けた」で話が相反していたことが40年後に分かった事で、いじめの怖さを改めて感じたのも事実です。

 私自身、本当に辛く学校に行くのが嫌なくらいでしたが、父親が厳しい人だったので、相談することが怖くて出来ず、何とか卒業できたのも奇跡だと思います。

 当時、先生方に相談はしましたが解決してくれるでもなく

「この机と椅子は、もうないから気を付けろよ」

と。

 自分が無くしたわけでもないのに「気を付けろ?」

今でも覚えています。その程度の返答しかできず、いじめについて真剣に向き合う先生はいませんでした。私のように将来の事を真剣に考え勉強したい学生にとっては、相応しくない環境でした。とにかく卒業して、この空間から逃げることが私の目標でした。だから私は、子どもが生まれたら付属中や私学へ入れようと真剣に考えていました。

 今回の友人との会話で、当時同じクラスの狭い空間にいながら「いじめは知らない。」「いじめを受けた。」で会話が成り立たないことを知ることで、現在でも続くいじめによる自殺や殺人などが防止できるはずがない、と確信出来ました。

 また、いじめに対して、平成25年施行された「いじめ防止対策推進法」がありますが、何も機能していないと感じます。

もともと、この法律にしても優秀で虐められた経験もないだろう官僚が作ったものだと思います。現在、教職についている先生方もいじめられた経験もなく、勉強が出来てストレートに先生になった方々に違いないはずです。

そんな方がいじめを解決できるわけないし、生徒の悩みを真剣に聞いて対応してくれるとは到底考えられません。

 私から言えるのは、いじめられている人がいたらとにかく耐えて、その空間から卒業すれば逃げることも可能だし、いじめた奴ともおさらば出来ます。それしか手立てはありません。

きっとあなたはいじめられた分、将来、幸せに生きていける権利があります。社会は理不尽なことばかりで、大人になればもっといじめは酷いです。それでも、辛いとは思いますが生き抜いて下さい。

 あなたが間違った選択をしないことを祈るのみです。

まもろうよ こころ|厚生労働省



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