私たちの子どもの頃は、友達の家に遊びに行くと必ずお母さんが居る専業主婦の家庭が殆どだったと思います。また、女の子の将来の夢は必ずと言っていいほど
「将来の夢はお嫁さん」
と、よく聞きましたが、現在は聞くこともなく死語になってしまったのでしょう。
戦後、日本が復興し好景気に沸いていた頃は、お父さんが働いて、お母さんが専業主婦で、子どもが2人から3人が一般的だったようです。しかし、次第に皆が豊かになり持ち家を、自家用車をと時代が変わっていきました。
昭和55年の頃には、1,150万世帯が専業主婦世帯で、600万世帯が共働きになりました。
平成4年には共働き世帯が専業主婦世帯を逆転。
平成26年には680万世帯が専業主婦世帯で、1,150万世帯が共働き世帯に移行しました。
今、少子化で国は将来に向けて、子どもが増えるような取り組みを始めています。
そんな中、同時に女性の社会進出に対しても対策を打ち始め、2030年には女性取締役の比率を30%に持っていくことを義務化したようです。
今後、共働き世帯が当たり前になり女性の社会進出が活発化し、女性役員や女性議員が増えることで、ますます少子化の流れが加速することは間違いないでしょう。国が将来設計の為に、少子化を止め出生数を増やそうとしても、かたや一方では女性の社会進出を後押しするような政策を掲げています。
昔のようなお父さんだけの稼ぎで、子どもを産み育てられる社会でなければ出生数を上げていくことは不可能だと思います。
もし、今後、AI化が進み社会での人余りが生じ、景気が回復し、お父さんだけの稼ぎで生活できる社会に戻ることができれば、少子化の流れを止められ出生数を増やせる可能性があるでしょう。
もし、そんな社会が来るならば、昔のような一家団らんの時間も作ることができ、古き良き時代が取り戻せるかもしれません。
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