2023年12月14日木曜日

日本一の金持ちの村

 オホーツク海に面する北海道猿払村(さるふつむら)は人口2,700人の寒村ですが、ここ数年「日本一の金持ちの村」として脚光を浴びているそうです。
 総務省が発表した資料によると、2022年度の猿払村の平均所得は約732万円で、金額が日本トップクラスだそうです。金持ちが住む街として知られる東京都世田谷区や兵庫県芦屋市などを抑え、全国第6位だそうです。
村の平均所得を押し上げているのが、なんとホタテ漁師だそうです。
 約20年前に中国への輸出ルートを開拓したことで、北海道のホタテは一大産業に発展。猿払村のホタテはブランド品として価格が高く、村には年収3,000万円の漁師が建てた「ホタテ御殿」と呼ばれる豪奢(ごうしゃ)な邸宅が建ち並んでいるそうです。

 しかし、東京電力福島第一原発から処理水放出を受け、中国が禁輸措置をとったことで、村を取り巻く状況は一変したそうです。
 これまで、漁師を生業とする方々において、その時々に高収入を修め「ニシン御殿」「〇〇御殿」……。
今回の「ホタテ御殿」と時代背景のなかでたくさん儲けた漁師さんがいたようです。
 今回、原発処理水を放出し、中国がホタテの禁輸措置を取ったため、今後の高収入は望めないでしょう。しかし、このホタテ漁師さんの中には株式投資で運用している方々もいるようで、打撃を受けることがない漁師さんもいるようです。
 以前であれば、贅沢三昧な漁師さんばかりだったようですが、今の若い漁師さんは賢明な方が多いそうです。

※猿払村のホタテ漁師さんは世襲制のため、一般の方は働くことができないそうです。

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