文科省の23年3月卒のデータによると、高卒人材の就職率は約97%に上がるそうなので、就活生全体に内定できることには成功していると言えるでしょう。
しかし、リクルートワークス研究所が20年に行った調査によると、高卒就職者全体の40%が3年以内に最初の企業を退職しているようです。また、この4分の1超えにあたる10.7%が半年以内の「超長期退職」だったそうです。そこで、最初に就職した企業を10点満点で採点してもらったところ、全体の24.1%が「0点」を付けたそうです。
その結果から
「いろいろな会社と比較したかった」「会社のダメな所を先に伝えてほしい」「何社も受けさせてほしかった」「職場見学がしたかった」「本当に受けたい会社を受けさせてほしかった」
など、学校にしてほしかったことを訊ねたアンケートに、たくさんの要望が並んだそうです。
現実的には学校の就職担当教諭が1人に1社だけを受けさせ、1社内定したら終わりの繰り返しをし、本人にマッチした就職先を案内する余裕がないことにも問題があるようです。
本来であれば自身が前もって「何をしたいからどの会社へ行こう」と前もって調べたりする前準備が出来てないことがあるようで、就職担当教諭だけの問題だけではなさそうです。
人生を左右する初めての就職だからこそ、就職担当教諭の意見だけではなく、家族ともしっかり話し合って選択することこそが、早期離職を防ぐ道でしょう。
一つ言えることは、初めて就職したところに定年までいることが、一番良い選択だと私は思います。
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