2024年1月25日木曜日

精神科医だってうつ病になりますよ

 技術開発が進み、私たちの日常生活の一部を便利な機器が何でもやってくれる社会が来て、身体の負担が減るかと思っていましたが……。その便利な機器に振り回され、これまで以上にストレスを抱えてしまう社会になり、生き難い方が増えてしまい、同時に精神的に病んでしまう方々が増えているようです。


 私たちが小学校の頃、授業中に動き回ったり、少し変な理解力の足りない子ども達が居ても、当時はちょっと変わった子として先生たちの手を煩わせていた時代でした。

今では精神医療も進み、発達障害や境界知能などと言われるようになり、少しは先生たちも指導の仕方が当時と違い、確立され、あまり手が掛からなくなったことでしょう。

(そう言った子ども達を見るという点では、気にかけて頂いているとは思いますが。)

 その中で、私たちの子どもの頃に発達障害や境界知能等と診断(認知)されずに今、大人となってから生き難くさを感じ、心療内科や精神科に受診する方が増えているようです。

大人の発達障害の初診は、予約しても受診できるのが1年以上先になることも普通なようです。先生方も対応するのが大変なそうで、先生自身も過度な忙しさやストレスからうつ病になる先生も居るようです。それくらい、現在の日本では心療内科や精神科に受診されている方が増えているそうです。

 今、50代前後で勤めている人の中には、発達障害や境界知能等を知らずに日常生活を送っている方はたくさん居ると思います。また、そのような方々と一緒に生活され逆に病んでしまった方も居るのではないでしょうか。

本来であれば発達障害や境界知能の方が通院してくれれば良いのですが、年齢の関係もあり難しいのでしょう。だからこそ、逆にそのような方々と関わり病んでいる方にお勧めの書籍を見つけましたので、読んで頂ければ幸いです。


 不思議と私の周りには発達障害や境界知能の方と関わる機会が多く、何とかしてあげようと一生懸命になってしまい、自分が病んでしまうことがよくあります。

今もそうですが、冷静に考えればその様な方に一生懸命対応しても、相手が自分の障害等を受け入れ、変わろうとしていないので無理な話です。

大事なのは自分が変わることで、自分自身を大切にすることです。

 この書籍は、うつ病になった精神科医が執筆したものなので本当に読んで間違いありません。

働き盛りの方で、人間関係に疲弊して疲れ切っている方にはおすすめです。

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