現在、技術の進歩で私たちの暮らしは目覚ましく便利になってきています。
思い返せば中学生の時、初めてみたパソコンに驚き、欲しいと思いましたが当時のスペックの低いものでも100万円はした時代です。今では当時の大きく高額なパソコンで処理できた以上のことが、片手に乗る携帯端末で出来てしまう時代になりました。何と凄いことでしょうか。
さて、私が小学生の頃はまだ近所に電話のないお宅もあり、時々近所の方が電話を借りに来る今では考えられないような時代でした。電話の契約はもちろん、通信料も高額の時代だったので、私たち子どもが電話を使うなんてことは考えられない時代でした。
そんな時代に、ある電話番号に電話をすると「リカちゃん」と話が出来ると女の子の間で噂になりました。その番号を家の電話から両親に内緒でリカちゃんに電話したこともありました。
電話先では本当にリカちゃんと話ができ、男の子の私でも感動したことを今でも覚えています。
このリカちゃん電話は、リカちゃんを発売して間もなく1967年当時のある日、ひとりの子どもから「リカちゃんはいますか?」と会社に電話が入り、その電話を受けた社員が機転を利かせ「こんにちは、私リカよ」と対応したことで、子どもが喜んでくれたことが始まりだったそうです。
それから正式に「リカちゃん電話」が開設されたそうです。
現在、携帯電話も普及し、これまで何度か廃止の話し合いが行われてきたそうですが、子ども達のために現在も続けられ、56年続いているそうです。
時代が変わり「リカちゃん電話」を続けていても収益にはなっていないと思いますが、玩具メーカー株式会社タカラトミーの心意気には感動しかありません。
いつまでも「リカちゃん電話」を続けてほしいと願っているおじさんの1人です。
0 件のコメント:
コメントを投稿