2024年2月7日水曜日

「バリバリの木は要りませんか……」

 子どもの頃、子どもクラブという子どもの会があって、そこでの行事で節分用の木「バリバリの木(榧の木)」をリアカーに積んで地域を歩いたものです。

「バリバリの木要りませんか……」

と。今は子どもたちが売り歩くような光景は見かけません。当時はこれが売れて、凄いお金が集まったことを覚えています。

 さて、節分といえば鬼に向かって投げるのは「豆」です。これは、穀物には邪気を払う力があると考えられていたこと、そして「魔を滅する=魔滅(まめ)」に通じることが理由とされているそうです。さらに「魔を射る(射る=炒る)」ために「炒り豆」が使われています。

今では節分の時期になると、スーパーでは店頭に節分用の炒り豆が並んでいるのを見かけます。

節分は元々中国から伝わってきた文化で、穀物で鬼を追い払う「追儺(ついな)」という行事があり、文武天皇の飛鳥時代に中国から日本に伝わり、豆まきのルーツになったと言われているそうです。

また、ワタナベの苗字の家では逆に豆まきをしないという話もあるそうです。

 今年も「鬼は外!福は内!」しましたか……?


新装版 日本人のしきたり (青春新書インテリジェンス PI 683)

絵と文で味わう 日本人のしきたり


0 件のコメント:

コメントを投稿

やっぱりね!

 私が危惧していた公務員の「非正規(会計年度任用職員)」が全国的に増えているそうです。特に職員の半数以上が「非正規」という自治体が大阪府内で増えているそうです。  大阪労連などが今年5月に府内の全ての自治体を対象にアンケートを取ったところ、職員の半分以上が非正規だと回答した市と町...