子どもの頃、子どもクラブという子どもの会があって、そこでの行事で節分用の木「バリバリの木(榧の木)」をリアカーに積んで地域を歩いたものです。
「バリバリの木要りませんか……」
と。今は子どもたちが売り歩くような光景は見かけません。当時はこれが売れて、凄いお金が集まったことを覚えています。
さて、節分といえば鬼に向かって投げるのは「豆」です。これは、穀物には邪気を払う力があると考えられていたこと、そして「魔を滅する=魔滅(まめ)」に通じることが理由とされているそうです。さらに「魔を射る(射る=炒る)」ために「炒り豆」が使われています。
今では節分の時期になると、スーパーでは店頭に節分用の炒り豆が並んでいるのを見かけます。
節分は元々中国から伝わってきた文化で、穀物で鬼を追い払う「追儺(ついな)」という行事があり、文武天皇の飛鳥時代に中国から日本に伝わり、豆まきのルーツになったと言われているそうです。
また、ワタナベの苗字の家では逆に豆まきをしないという話もあるそうです。
今年も「鬼は外!福は内!」しましたか……?
新装版 日本人のしきたり (青春新書インテリジェンス PI 683)
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