2024年2月10日土曜日

忖度(そんたく)

 忖度といえば、故安倍晋三首相時における森友・加計問題(モリカケ問題)に端を発し使われるようになった言葉です。

 モリカケ問題の大きな問題は、故安倍晋三首相が直接指示したわけでもなく、周りの側近である関係者が忖度をしてしまい、問題に繋がった事件でした。

今でもご主人を亡くされた奥様が裁判で戦っている状況です。残念ですが、納得のいく結果が出るとは考えられません。

 さて、現在、大物お笑い芸人による「性加害問題」に対して、様々な方から意見がなされています。特にお世話になっている事務所所属後輩芸人のコメントは、擁護する意見ばかりで呆れるばかりです。やはり大物お笑い芸人が裸の王様化してしまったのでしょう。

 普段から所属事務所関係者や側近たちが「ダメなものはダメ」と注意できる人が居なかったことも問題でしょう。また、今回の問題発覚について側近だからこそ「注意」してあげればよかったものの……。

本人も裸の王様化していることが分からないのか、誰も注意しないから問題ないと判断してしまったのか、気の毒で仕方ありません。

 これまで、お笑いの天才と言われ歴史に残るだろう立派な方でしたが、最後の最後に本当の意味で歴史に残る令和最悪のお笑い芸人として、今後、語り継がれていくのでしょう。

 この「忖度」が魔物で、知らない間に側近たちが王様化してしまった(させてしまった)お笑い芸人に忖度してしまい、何も言えなくなってしまったのでしょう。

 人間は大物になればなるほど苦労し、勉強し、今まで以上に謙虚に生きていき、周りから信頼される人のみが王様になれるのです。

今回、「性加害問題」が発覚した大物お笑い芸人は、元々、お笑いの天才ではなく、周りから作られた、ただの勘違い芸人だったのかもしれません。本人はここまで来るのに、苦労したはずです。

残念ですが、落ちるのは一瞬です。

今回の問題に対して反省し、記者会見を開いて「すみませんでした。」と謝罪することが、傷口を広げないで済む方法と思うのですが……。今、誰も注意できる側近が居ないことを考えると、可哀そうでなりません。

 私はこのお笑い芸人の芸風が好きではなく、普段から嫌に感じていた一面が、今回発覚した事件に繋がったのかと思っているので、びっくりはしませんでした。

これが本人の人となりなのでしょう。残念ですが、このまま落ちていくだけです。

今後、皆から慕われるリーダー的な大物お笑い芸人が出てくることを願わずにはいられません。

吉本興業株式会社


吉本興業史 (角川新書)

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