2024年2月14日水曜日

シャチが流氷に閉じ込められる

 2024年2月6日午前7時過ぎに、北海道羅臼(らうす)町の観光船運航会社から役場に

「シャチが流氷に囲まれて動けない」

と連絡があったそうです。動画を観ると流氷が多くなってきて、シャチが顔を出して呼吸できるところが非常に少ない状態だったので心配になりました。

 さて、シャチやイルカは哺乳類なので、私たちと同じ肺呼吸をしています。そのため、定期的に水面に出て呼吸をしなければならず、人間のように何時間も睡眠をとることすらできません。

 そこで、シャチやイルカは特殊な睡眠方法『半球睡眠』を身に着けているそうです。

特にイルカは左右の大脳半球を交互に眠らせることで、起きている片方の半球で活動を続けながら睡眠が取れるそうです。

 イルカの場合は、半球睡眠を行っている間は、泳ぎながら目を片方ずつ閉じている様子が見受けられます。右目を閉じている時は左脳を、左目を閉じている時は右脳を眠らせているそうです。一度の半球睡眠の単位時間は数秒で、それを積み重ねて一日の睡眠時間を確保しているそうです。

1日の合計睡眠時間は諸説あり、3,4時間あるいは7時間とも言われているそうです。

 この睡眠方法により、シャチやイルカは「泳ぎながら眠る」ことができ、呼吸が苦しくなったら水面に出て呼吸をするのです。

 今回の羅臼町のシャチはいなくなったようですが、もし流氷に閉ざされて水面に出て呼吸することができなければ死んでしまいます。

シャチが流氷に閉ざされて発見されるのも、また流氷からいなくなってしまうのも心配です。


KONBUSUI (RAUSU) 北海道 羅臼産 天然頭昆布(根昆布)100g 携帯用 Sサイズ 昆布水 用

ビジュアル クジラ&イルカ大図鑑

クジラの進化 (講談社の創作絵本)


0 件のコメント:

コメントを投稿

いじめ対策として「録画カメラ」設置へ

 熊本市教育委員会が、小・中学校でのいじめや体罰を防ぐために教室内に録画用カメラの設置を検討することになり、有識者でつくる市の教育行政審議会が教育長に答申したそうです。  文部科学省によると、いじめ防止などの目的でのカメラ設置は「聞いたことが無い」とのことです。  審議会は、大学...