健康保険証が2024年秋に廃止され、2025年秋には完全にマイナ保険証に一本化されることになりましたが、何と「マイナ保険証」の国家公務員の2023年11月分の利用率が4.36%だったことが分かったようです。
最も低いのは防衛省で、2.50%だったそうです。2024年12月の現行の健康保険証廃止に向け、厚生労働省は利用促進を訴えているようですが、足元の国家公務員の利用もおぼつかない状況になっているようです。
マイナ保険証の利用率は、医療機関が受診者の医療保険の加入情報などをオンラインで確認する際に従来の保険証ではなくマイナ保険証が使われた割合を示していますが……。マイナ保険証の利用率は、2023年4月の4.6%をピークに12月までの8ヶ月連続で低迷し、何と11月には4.34%まで低下したそうです。
正直、マイナ保険を所管する厚労省での利用率が4.88%だったことを考えると、2025年秋にマイナ保険証に一本化される計画は実現できそうにありません。
このまま現状の健康保険証を継続利用していくしかないでしょう。特に高齢者世帯は、まずマイナカードの作成自体進んでいないことを念頭におかなければなりません。また、高齢者こそが保険証の利用頻度が多いので、今回の健康保険証廃止の動きには無理があったとしか考えられません。
これも、マイナカードの普及が目的ありきだったからでしょう。
国にはもう一度検討してもらい、計画的に移行できる準備期間を設け、国民、特に高齢者世帯の負担のかからない移行をお願いしたいものです。
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