2024年2月16日、ロシア当局はプーチン大統領への批判を続け刑務所に収監されていた反体制派の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと発表されました。
「散歩の後で体調不良を訴え、すぐに意識を失った」
と伝えられ、一時は遺体さえも行方不明と言われていました。
実は彼が死亡したとロシア当局が発表する僅か2日前の2月14日に独房へ入れられたと述べていたそうです。
18日、収監先の刑務所があった極北ヤマロ・ネネツ自治管区の緊急医療関係者の話として、遺体には複数のあざが見つかったと伝えられています。死亡したのが当局発表の「16日午後」よりも前だったという証言もあり、死因を巡って疑念が深まっているそうです。
遺体は刑務所から居そうされ、中心都市サレハルドの病院に安置されているそうです。現地を訪れた母ミュドラミさんは死亡通知を渡されたのみで、遺体の引き渡しを受けていないそうです。
ノーバヤ紙編集長としてノーベル平和賞を受賞したドミニー・ムラトフ氏は、過酷な環境で
「ナワリヌイ氏は3年間に渡り拷問を受けた」
と非難していたそうです。
今、ロシアでは大統領選も近付き反体制派の締め付けが大々的に行われているそうです。
今回はウクライナ侵攻の正当性を訴えるため、たくさんの(侵攻)反対派は暗殺や不審死が相次いでいます。今回のナワリヌイ氏も殺害された、と世界中から非難されています。
もしかしたら、この殺害が反対にロシア国民に対して「プーチンにNo」と抗議する異例のデモに繋がる可能性もあります。
何とも恐ろしい国ロシアでしょうか。その中でも「駄目なものはダメ」と反対する国民がまだ居ることは救いです。
暗殺や不審死が相次ぐ国であることは世界中に知れ渡っています。何時になったらロシアは民主国家(または侵攻を仕掛けないような国)になるのでしょうか。全てのロシア国民が「プーチンに対してNo」と抗議できる時こそ、国民の念願でもある平和がやって来るのでしょう。
私たちは、今回の反体制派の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の死が無駄にならないことを願うしかできません。
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