2024年3月5日火曜日

全職員対象に選択的週休3日制導入?

 千葉県が職員の多様な働き方に繋げようと、毎週、週休3日制が可能なフレックスタイム制を導入することが発表されました。
 勤務時間に関する条例改正案を開会中の県議会2月定例会に提出し、6月から始めるそうです。千葉県によると全職員を対象とした本格的な導入は、全国的にも極めて珍しいそうです。
 県の人事課によると、4週間単位の総労働時間(155時間)は変えずに、勤務日の午前7時~10時と午後3時~10時の1日分の勤務時間を割り振ることで、1週間で1日を限度に平日も宗休日とすることができるそうです。午前10時~午後3時は必ず勤務する時間帯「コアタイム」とするようです。
 勤務時間の総計は変わらないため、給与や人事査定などへの影響はないそうです。現状は知事部局に所属する全員で、事前に所属長への申請や行政サービスに支障が出ない事が前提のようです。将来的には2025年4月からは全部署への導入がなされるようです。
 現在、少子高齢化で国民一人ひとりのライフスタイルも変わり、色々な働き方が出来たりすることで、多様な人材確保をするための狙いもあるようです。
 今後、週休3日制の流れが一般的になると思いますが、現実のところ、公務員や一部の上場企業しか導入することは不可能でしょう。今後、国が中小零細企業にも何らかの協力(援助)をすることで、勤労者皆が週休3日制を取得できる流れになると良いですが。
 しかしながら労働基準法は週休2日制になっている中で、今もって中小零細企業の殆どが週休2日制を実施できていないので、勤労者皆が週休3日制になることは不可能でしょう。
はっきり言って、無理ですね。




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やっぱりね!

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