牛の「げっぷ」と「おなら」が地球温暖化の原因になっている、と聞くと冗談のように聞こえます。しかし、科学者たちは牛の「げっぷ」と「おなら」について大真面目に研究しているそうです。
牛1頭が「げっぷ」や「おなら」として放出するメタンガスの量は、1日160~320リットルにも上り、農場経営者にメタンガス排出の削減を義務付ける法案も登場しているそうです。研究者達は牛たちの「減ガス化」を目指して、海藻飼料から遺伝学まであらゆる可能性を探り続けているそうです。
地球上には約15億頭の牛がいて、そのほとんどは肉牛や乳牛としても繁殖させられたり、飼育されたりしています。
牛は4つの胃を持つ動物で、最も大きい胃はルーメン(俗称:ミノ)と呼ばれる第1胃で、成牛の場合、その容量はおよそ150~200リットルにもなるそうです。
第1胃には1gあたり250億個という膨大な数の微生物が存在し、植物性繊維を発酵分解していて、発酵の際には副産物として水素が発生するそうです。そして、第1胃に常在するメタン細菌と呼ばれる微生物群が、この水素をメタンに交換するそうです。
メタンはやがて、宇市の正面玄関からは「げっぷ」として、裏口からは「おなら」として放出されます。牛1頭が「げっぷ」と「おなら」として発するメタンガスの量は、1日160~320リットルに上がり、環境にとっては迷惑千万な話となっているようです。
メタン排出の三分の二は、採鉱業やさまざまな産業プロセスなど、私たち人間の活動が原因となっています。中でも深刻なのが畜産業で、特に牛の飼育によるものです。膨大な数の牛たちが、食品産業の世界に敷かれたレールの上を進む途中で「げっぷ」と「おなら」を放出し続けているから、肉や乳製品の消費を徹底的に減らせば問題解決に繋がることは明らかです。
この「げっぷ」と「おなら」の削減に対し、体に入るもの、つまり餌に着目し、バランスの取れた高品質の飼料を与えることで、牛が放出するメタンガスの量も減っていく方法として餌に海藻を加えることを見つけました。
しかし、将来に渡って検討するならば、一番は牛の消費を減らすことしかないでしょう。今後、世界の流れであるSDGsから考えるならば、当然の流れとして地球上で飼育されている牛を減らすしか効果はなさそうです。
日本人であるならば、牛丼から豚丼へ……。
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