今、株価はバブル期以来34年ぶりの高値更新中で、一部国民も好景気の再来かとざわついていることでしょう。このところ、新NISA(ニーサ)により、これまで株式投資をしてこなかった国民が一気に株式投資を始めたことや、中国国内の景気低迷により中国国内の現金が日本国内の株式市場に流れているから、という識者もいます。果たして、本当の理由が分かる人などいないでしょう。
結果は上がるか下がるかのみで、儲かる人もいれば、損する人もいる。早い話が株式というものは世界中が認めている博打です。
今、相場が急上昇し証券会社はウハウハのなか、今まで株式投資をしていなかった人が株式の話をするようになりました。それで思い出してほしい話があります。
相場が天井に近いことを示すサインとして「靴磨き少年」の話があります。まだ、日本国内では出てきませんが……。
さて、ジョセフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディ米国大統領の父親)はウォール街で働き、株式投資で財をなして政界に進出した人物です。
ある日、そんなケネディ氏がウォール街で靴磨きの少年に靴を磨いてもらった際、その少年から
「〇〇の株は買った方が良いよ」
と勧められたそうです。
プロ中のプロであるケネディ氏からすれば、一般大衆の、それも言い方は悪いですが靴磨きをしている少年が株の話をしていることに大変驚いたそうです。
ケネディ氏は、靴磨き少年の話を聞いた後
「近く株式相場は暴落するに違いない」
と判断、保有していた株を全て売却したそうです。
その後、実際に大恐慌が起き(1929年10月)、米国株は大暴落し、事前に株式を売却していたケネディ氏は難を逃れることができた、という逸話です。
今、日本の株価はバブル期以来の高値を行き来しています。皆さんはこの「靴磨き少年」の話を信じますか?それとも株式で大儲けできることを信じますか?
あくまで株式は自己責任が鉄則です。あまり欲をかかず、目の前の仕事に励みましょう。
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