日本国内は、物価が高騰したたくさんの方の生活が困窮していると報道されている中で、日銀が2024年3月21日発表した2023年10月~12月の資産循環統計(速報値)によると、12月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産の残高が前年同月末比5.1%増の2414兆円だったそうです。
好調な企業業績などを背景に物価が上昇し、5四半半期連続で過去最高を更新したそうです。一方、昨年末時点の日銀による国債(国庫短期証券を除く)の保有割合は53.78%だったそうです。
個人金融資産の内訳は、現金・預金が冬のボーナス増加などを背景に、1.0%増の1127兆円と過去最高を更新しました。また、物価上昇を受け、投資信託が22.4%増の106兆円、株式等が29.2%の276兆円と、いずれも大幅に増加し過去最高となったようです。
保険は0.7%増の381兆円で、円安の進行で外貨建ての保険が押し上げたそうです。
今、春闘を経て大手企業は約30年ぶりの満額回答で高額賃上げを実施しているので、今後、金融資産の増加が予想できます。
しかし、ほとんどの国民は中小零細企業に勤務し、低い報酬で働いています。ますます、日本国民の格差はつき、お金持ちと貧乏の二極化は避けられないでしょう。
将来、どんな時代がやって来るのかと想像するだけで怖い世の中です。
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