この所の選挙公約と言えば、皆が一律に「給食費無償化」を掲げています。先人達は
「タダほど高い物はない」
とも言っていましたが……。
私が全寮制の高校に入学した40年程前は、よく昼食のお弁当の話題で盛り上がり、昼食が給食なんて言おうものなら田舎者扱いされたものです。当然、山梨出身の田舎者の私は、肩身の狭い思いをしていました。
だからこそ、給食の話をされるのが非常に嫌だったことを思い出します。
この「給食費無償化」が実際、全国どれだけの小中学校が対象になるのでしょうか?
私の経験上、給食が提供されている地域は田舎だと思っているので、当然、都会はお弁当だと思っています。
ニュースでも給食費無償化の話は出ますが、日本全国の小中学校のどれ位が対象になるのかの話を聞いたことはありません。当然ですが私学はお弁当か、規模の大きい私学だったらレストラン完備なのでしょう。
私は、小学校のPTA会長の経験から、給食は食育・地産地消と温かい食事を提供するのが鉄則でしたので、当然、自学校方式で各学校に給食室があり、そこで作られていたので非常に予算が掛かっていたのも事実です。
そこで私はセンター方式で材料は入札にし、日本全国何処からでも仕入れましょう、と提案したこともありました。
現在では機材の能力も高まりセンター方式に移行し、何時でも温かい食事が提供され、経費も一段と安く提供できるようになったのではないでしょうか。しかし、食材に関しては、まだ高額な地産地消の食材を使用していると思います。
さて、お題目のような「給食費無償化」は、実は、ただのつけ払いで将来子どもたちが金利分を上乗せされ、税金という形で返済するのです。
給食費だけではありません。今行われている定率減税、給付金、電気代・ガス代の助成金、全て将来に上乗せされています。
当然、国がやってくれることは全て助かるし、拒絶する必要もありません。しかし、将来必ずや大きな金額になって返していく税金として返済していくことを、忘れないで欲しいです。
政治家は将来の子どもたちの為と「給食費無償化」を掲げていますが、確実に税金として回収されるので、決して将来の子どもたちの為にはならないことを理解して欲しいです。
タダほど高い物はないでしょう……。
地産地消と学校給食: 有機農業と食育のまちづくり (有機農業選書 1)
0 件のコメント:
コメントを投稿