2024年7月18日木曜日

ジェネリックってどうなの?

 国では社会保障費削減のために、ジェネリックの使用を勧めています。しかし、一部の専門家は異論を唱えています。

 ジェネリック医薬品と先発医薬品とを比較する際、厚生労働省の基準では『クスリが水に溶ける速度』が指標とされています。この溶ける速度が先発薬と比べて80~125%以上であれば『効果は同じ』と見なされるそうです。

逆に言うと、先発薬とジェネリックの最大の違いはこの水に溶ける速度なのですが、最大で45%もの幅があるため、その効果も変わってきてしまいます。

 先発薬であれば特許期間20~25年、この間に様々な臨床データが集まり、副作用や飲み合わせの問題も明らかになってくるそうです。ジェネリック医薬品メーカーは、そうした現場のデータは一切持っていないそうです。また、先発薬とは異なる添加物を使用していることが多く、ジェネリック医薬品に含まれている添加物が、薬の成分にどのような影響を与えているかのデータもないとされているそうです。

 このようなリスクを避けるためには

「出たばかりのジェネリックには要注意」

と指摘する専門家が居るのも事実です。

例えば、尿酸値を改善する薬であるフェブリクのジェネリック薬フェブキソスタットや、胃酸の分泌を抑えるネキシウムのジェネリック薬エソメプラゾールという薬などは22年に発売されたばかりで、臨床データが少ないのでこれらの薬を選ぶ際は慎重になった方が良いそうです。

成分が同じである以上、科学的に効果は同じであるそうですが、人間の先入観が邪魔をして、効果を下げてしまう場合もあるそうです。これはいわゆる「プラセボ効果」というもので、

「安いから効かない」「知らないメーカーだから効きが弱い」

などの意識が、実際に効果として出てしまうそうです。

「もしジェネリック薬を使っていて体調がすぐれなかったり、違和感があったりしたらただちに医師に相談すべき」

「痛みなどの主観的な症状は、先発薬からジェネリック薬に変えること効果が変わってしまう場合もあり、薬の名前や形が先発薬とは異なるので、違う薬を飲んでいる感覚になるそうです。そういった人が先発薬に戻すと症状が改善するので、ためらわず相談することをお勧めします」

と専門家が伝えています。

 私が普段飲んでいる薬はジェネリックです。そのため、調べてみたところ、怪しい薬と伝えているドクターが結構いました。

 私は社会保障費削減推進派なので、保険証にも「ジェネリック医薬品を希望します」シールまで貼っていました。今後は不安なので、全て先発薬に変えて貰います。

でも、ドクターは相談しにくい方なので出来ないかな……、と思います。

薬剤師さんは気さくで色々相談に乗って下さる話しやすい方なので、次回通院時は相談したいと思います。まずは「保険証のシール」を剝がそうと思います。

ホーム|厚生労働省

日本ジェネリック製薬協会|ジェネリック医薬品とは



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