動物が関わる物語には「ツルの恩返し」「雀の恩返し」「狐の恩返し」など動物による恩返しの話はよく聞きます。何と日本だけではなく世界中に動物が関わる「恩返し」の物語がたくさんあるそうです。(ちなみに、そういった物語のことを『動物報恩譚(どうぶつほうおんたん)』というそうです。)
さて、先日、インターネットの信濃毎日新聞デジタル版に、こんなニュースが掲載されました。
長野県辰野町の副町長さん(65)が、自宅近くで相次いで履物が放置されて困惑している。
持ち主に持ち帰ってもらおうと、自宅前に並べたサンダルや靴の総数は6月26日までの間に約20個を超えたそうです。また、靴の大半が片方のみだそうです。
そして、近くの森にはキツネの巣とみられる穴があり、周辺に靴などが放置されていることから、キツネの仕業ではないかと睨んでいるそうです。
副町長は付近に落ちている片方だけのサンダルを初めて見つけ、風に飛ばされたのか、通りがかった車が落としていった、と思っていたそうです。しかし、近くの道路や畑にも靴の放置が相次いだことで、異変に気付いたそうです。
周辺では、今年もキツネの親子を目撃した情報もある上、穴を見に行った際にも放置された靴を発見したことから、犯人は「キツネ説」が高くなったそうです。ただし、キツネが口に靴をくわえている様子は誰も見ていないそうです。
「キツネの恩返し」なのか「キツネの悪戯」なのかは分かりません。キツネの恩返しであれば感動ですが、ただのキツネの悪戯の可能性が高いようです。
私の意見としては、このまま犯人が分からずに迷宮入りして欲しい事件ですが……。
(靴を失くしてしまった人にとっては、迷惑な事件でもありますね。)
うたと押し花絵で綴る 日本民話 「ききみみずきん」 「かさじぞう」 「赤ん坊になったおばあさん」 「鶴の恩返し」
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