この所、社会での女性の地位向上の流れから、ついに自民党総裁も女性、そして女性首相誕生かと期待していた国民も多かったのではないでしょうか。正直私自身も「女性総裁誕生だ バンザーイ」と思っていました。しかし、実際は思いも空しく女性総裁誕生とならず、落胆しているところです。
そんな中、何時ものように男性総裁が誕生し株価も爆下げという結果になりました。株取引をされている方々から大きなブーイングがあったのも事実です。
これまで何十年も「男女平等」などと言われてきたものの、社会での女性の地位向上は進んでいません。そんな状況を比喩する言葉として「ガラスの天井」(企業内の昇進昇級において男性と同等の実力を持っているのにも関わらず、女性が女性というだけで困難に直面すること。すなわち「目に見えない障害」があることの比喩を言いますが、政治の世界で語られる場合、女性が高位公職に就く困難性を指す)が言われます。
今回の自民党総裁選の中では3名の方が総裁選に出たいと願っていましたが、推薦人の関係から2名のみの総裁選出馬になってしまいました。自民党内にはたくさんの女性議員も居て、女性議員は声高らかに「ガラスの天井」を普段から言っています。
結局、総裁選では優位とされていた女性議員が決選投票で逆転負けをしました。この決選投票では、たくさんの女性議員が男性議員に投票していました。男性議員に投票した理由は、国益を考えてのことでしょう。
しかし、このような選挙だからこそ女性議員が女性議員に投票して欲しかった、と私は思いました。
正直、男性議員に一票を投じた女性議員には今後、「女性の地位向上」「ガラスの天井」などと言ってほしくないです。これが日本の闇であり、女性の地位が向上しない真の原因だと思います。
今後、アメリカ合衆国では女性大統領が誕生するでしょう。今回、日本で自民党初の女性総裁が誕生し女性首相として、アメリカ初の女性大統領との2人で協力していたら凄い経済成長や世界平和が訪れていたかもしれません。
何とも自民党議員の見識不足が分かります。評論家に言わせれば
『男性議員には投票したくなかったが、次期衆議院選のことを考えれば当然の結果』
だったようです。要するに男性議員に一票を投じたのは国益の為ではなく、自身の当選を考えての一票だったようです。正直なところ、未来の日本の国益を考えている議員は居ないのかもしれません。考えていることは一つ、「次期衆議院選の自身の当選」のみでしょう。
残念ですが、日本では女性首相は誕生する土壌がありません。また、社会での地位向上は一部上場会社では可能かもしれませんが、中小零細企業には難しいと思われます。
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