現在でも放映されている「ガンダム」では、宇宙へ移動する手段として「宇宙エレベーター」がありました。
そんなエレベーターを研究していた建設会社があったとは驚きです。
今回、大林組の構想では最短で2050年の実現を目標に掲げ、簡単に宇宙に行ける手段として宇宙エレベーターの建設をするそうです。
この宇宙エレベーターができあがれば、これまで莫大な費用が掛かっていた宇宙への移動も低価格で行けるようになるそうです。
さて、この建設は通常の建設のように地上から宇宙(上空)へ向けての建設は不可能とされています。そのため、宇宙からの建設になるそうです。また、宇宙からエレベーターのケーブルを垂らすだけでは地球の引力で落ちてしまうため、宇宙方面に対し釣り合いを取りながらケーブルを伸ばしていく建設方法になるそうです。
ちなみに、高度3万6000㎞を回るものは公転速度(地球の周りを回る速度)が地球の自転速度と同じなため、赤道上に配置すれば地上から見た際には静止している位置となり「静止衛星」と呼ばれるそうです。
この静止衛星から地上にケーブルを下ろしていく際、垂らしていくケーブルの分だけ地球から重力を受け落ちてしまうため、反対側(宇宙側)にも同じ分だけケーブルを伸ばしバランスを取りながら進めるそうです。
この工事によって、地球上の発着点となる「アースポート」、静止軌道には「静止軌道ステーション」が設置され、大型駅になりステーションからは宇宙船により月や火星に向かう宇宙船に乗り込み、それぞれの行き先に向かうことになるそうです。
この壮大な計画を大林組では2050年、後25年程で完成させる計画だそうですが、どう考えても話半分でしょう。しかし、50年後には「宇宙エレベーター」は完成できているかもしれません。
まぁ、完全に私は生きていませんが……。
宇宙エレベーター その実現性を探る(祥伝社新書) (祥伝社新書 475)
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