2024年11月13日水曜日

建設業の倒産急増

 2024年に発生した「建設業」の倒産(負債1,000万円以上の法的整理)は、10月までに1566件だったそうです。8年ぶりの高水準を記録した前年を更に上回る急増ペースで推移し、通年では過去10年で最多を更新する勢いだそうです。

 この背景には、木材をはじめとした建築資材価格の高止まりに加え、建設現場での「人手不足」と求人難に伴う人件費の高騰が中小建設業者の経営を圧迫しているからだそうです。

 現在、都市部の中心に再開発事業が活発なほか、災害復旧工事などで工事需要が旺盛な一方、今年4月から残業時間の上限規制が導入され、建設作業を担う職人や現場監督の求人難が鮮明となっているそうです。

深刻な人手不足は建設現場における人件費の高騰にも影響し、24年7月の現金給与総額は前年同月比で約10%上昇し、全産業を大幅に上回る高い伸びが続いているようです。

 業務を進めるには不可欠な資格をもつ従業者が転退職するなどして、事業運営が困難になった「人手不足倒産」も前年を上回るペースで推移しているそうです。「人がいない」ことで工期の延長や後ろ倒しといった悪循環が発生しやすい環境が、中小建設業の倒産件数を押し上げる大きな要因の一つとなっているそうです。

 足元では、戸建て住宅などの価格高騰や金利上昇を背景に「住宅着工がふるわない」といった企業もあり、業界環境は混沌としているようです。内外からの賃上げ圧力に晒される中で、賃金引上げ余力に乏しい中小零細規模の倒産増が続く可能性がますます高くなってきているようです。

 今、日本のみならず世界的に人手不足です。しかし「AI」技術が進み、事務系の職場は必ずや削減されます。それを踏まえて将来を考えるとすれば、以前のように中学3年で卒業し、小さな工務店に弟子入りして修行を積み、職人として立派な大工さんになる選択肢こそ生き残れる唯一の道だと思います。

勿論、土建屋さんや漁師さんなど他の職人のところに弟子入りするのも良いでしょう。

将来、必ずや職人さんだけが生き残ることのできる社会がやってくるはずです。

 もし、勉強嫌いなお子さんでしたら中学卒業で弟子入りさせるのも1つの選択肢だと思います。目標もなくただ大学に入学し、卒業するだけでしたら中卒弟子入りが1番ではないでしょうか。





TURNS(ターンズ)

地域の未来・自伐林業で定住化を図る ―技術、経営、継承、仕事術を学ぶ旅

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