ここ数年、風邪症状を思わせるような状況になったことはありませんでした。
しかし、今回、年末の忙しい時期に……。
今回の風邪症状は喉が痛く痰が出て、鼻水が出て体調がすぐれない状態で、体温を測っても平熱でした。最後に極めつけ腸閉塞のようなのたうち回る腹痛が同時に来て、何とも辛いものでした。
今回は流石に「もう駄目かも」と思ってしまいました。しかし、辛いピーク時に5時間ほど休息を取ったところ腹痛もなくなっていました。
さて、2025年4月から風邪が「5類」に移行するそうです。
現在、風邪症状になってどれだけの方が通院しているでしょうか。今回も私自身、通院などしていません。
風邪が5類に移行するということは、インフルエンザ・コロナと同等の扱いになります。当然、その期間は学校を休まなければならないでしょう。また、会社なども5日ほど出勤停止などの処置を行わなければならないでしょう。
何故風邪を5類に加えるかというと、厚生労働省は風邪症状を把握することで新たな「呼吸器感染症」の早期検知対応を目指すことが目的だそうです。
医学的に言うと風邪は『風邪症候群』と言います。鼻水が出てきたり、喉が痛くなったり、空気の通り道の上の方で炎症が起きたものを主に風邪と呼ぶそうです。
(空気の通り道の上の方=上気道。口、鼻から喉の部分のことで、主に耳鼻科に診て貰う範囲となります。逆に下の方は気管支と言い、呼吸器内科に診て貰う範囲となります。)
風邪には数百種類のウイルス・細菌が原因とされていて私たちが風邪と呼んでいる症状は、現在の感染症法では位置付けされていませんでした。
実は今回、風邪を感染症に入れた背景には、WHO(世界保健機構)が
「急性呼吸器感染症の調査は次のパンデミックに繋がり得るので、世界各国で調べて下さい」
と呼び掛けていることが背景にあるそうです。
今、世界は人手不足です。勿論、日本国内も同じで、そんな環境下で風邪が「5類」に指定されることはいかがなものかと思います。ここ数十年も風邪で通院したことが無い私から言わせれば、不思議な話です。
今後、ますます、インフルエンザ・コロナ・風邪が同じ扱いとなれば感染していたとしても黙って通学・出勤する方が出てきても可笑しくないでしょう。これこそが怖い話です。
本来であれば自身の治癒力で治せるはずです。常日頃から栄養を摂り、運動をするなどストレスのない毎日を過ごし健康に留意しましょう。
詳解 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 五訂版
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