子どもの頃は今のようにコンビニなどの店舗がなく、近所に〇×商店と言われる個人が片手間に開いているお店があったくらいでした。
今でも覚えているのが、当時カルビーポテトチップスやカップラーメンの赤いキツネがあったようななかったような感じです。
さて、50年も前なので今のようにお腹が空いたら買いに行くというような習慣はなく、家にあるものを食べることが原則でした。
私は自分でキャベツを切って醤油やソースをかけて食べていたことを、今でも思い出します。また、キャベツ以外に小麦粉を水で溶いて砂糖を入れてフライパンで焼き上がったパンケーキ?(薄焼きと呼んでいた)もどきを作って食べたこともありました。
今では考えられないようなオヤツでした。
現在は至る所にコンビニがあり、各店舗たくさんの美味しい物が購入できる時代になりました。
豊かで幸せな時代ですが、私たちが子どもの頃に行っていた『オヤツを自分で材料から確保して作って食べるという行為』は、親から教えてもらったことではなく、普段から色々なことを観察し、自分で創意工夫してお腹を満たしていただけです。
しかし、今の方々はすべてにおいて恵まれていて、自身で考えて行動するようなことは考えられないでしょう。
まさに「一を聞いて十を知る」「一を見て十を知る」を実践しなければ生活できない時代でした。この考え方は論語『公冶長(こうやちょう)』の物事の一部を聞いただけで全てを理解できるという例えです。
困った時、自身で考え進んで行くワイルドな考えを今の若者たちに実行してもらうことは不可能であり、私の感覚の「普通ならできるでしょう」が通用しない時代になってしまったことは残念でもあります。
今の時代は、お腹が空いたら近所のコンビニに行くことが正しい選択でしょうし、自分で材料から確保して作って食べる時代ではないのかもしれません。
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