1983年にTBS系列で放送されたドラマ『スチュワーデス物語』で大映ドラマに初演出し、本作のヒットにより一躍人気アイドルの仲間入りをしました。
劇中では
「教官!私はドジで間抜けな亀です。だけど、スチュワーデスに絶対になるという気持ち、教官が大好きだという気持ちは、誰にも負けません!」
の台詞、特に太字の部分は流行語になったほどで、翌1984年に新語・流行語大賞(第一回)候補に推され、大衆賞を授章しました。
堀ちえみは歌手で私たちが学生の頃には『潮風の少女』などを歌い、同級生の中にはファンを標榜していた友人もたくさんいたほどです。
先日、私が聞いているNHKのラジオ深夜便で、これまでの闘病生活について話されていました。2019年4月に口腔癌「舌癌」(ステージ4)で舌の6割を切除し、左首リンパ節転移部位も切除し、芸能活動を休業し療養に入ったそうです。
舌癌のため以前のように声すら出せなくなりながらも、将来コンサートを再開する為に目標を立て、まず声を出すために言語聴覚士の指導のもと努力を重ねたそうです。それにより歌うことができるまで、声が出せるようになったそうです。
そして、2024年12月31日にテレビ東京の音楽番組「年忘れにっぽんの歌」に出演し、約4年半振りにテレビ番組で歌声を披露したそうです。
闘病中は病気が辛すぎて、旦那さんによく
「病気の私の気持ちなんか分からないでしょ」
と喧嘩になったそうです。しかし、旦那さんから
「奥さんが病気で大変な思いをしている私の辛い気持ちが分かるか」
と言われ我に返り、それ以来言い争いがなくなったそうです。
今では病気の経験を買われ、2025年4月から日本歯科大学生命歯学部の客員教授に就任するそうです。
舌が殆どないため以前のような歌声は出ていませんが、その闘病を経験し声が出せるようになったからこそ、その歌声は凄く、ご本人の生きたい、という生きざまが伝わってくる感動の一言でしか表現できません。
もし、機会がありましたらYouTubeなどで配信されているので、見て下さい。
今、規模は小さいながらもコンサートが始まっています。
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Stage For~ 舌がん「ステージ4」から希望のステージへ
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