私は子どもの頃、合唱が嫌いで発表会が近付くと苦痛でしかありませんでした。
そのような子ども時代を過ごしてきたせいか皆が黙っていても自然と歌うことができるはずの校歌でさえ口ずさめません。
そんな私ですが、覚えたはずもないのに最後まで口ずさんでしまうことができる歌もあります。その中の1曲に「手のひらを太陽に」があります。
この曲は、日本の童話であり作詞は「アンパンマンの作者」であるやなせたかしさん、作曲はいずみたくさんが行っています。1961年に制作され、翌1962年にNHKの「みんなのうた」で放送されたそうです。
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんなみんな 生きているんだ
友達なんだ……♪
(『手のひらを太陽に』 作曲:いずみたく 作詞:やなせたかし 歌:宮城まりこ&ビクター児童合唱団)
私が生まれる前から放送されていた歌で、テンポの良い楽曲なので私の脳裏に自然とインプットされたのでしょう。最近でも私の聴いているラジオ深夜便で、時々流れる曲でもあります。
(ちなみに、2025年3月31日から連続テレビ小説で『あんぱん』という、やなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルとしたフィクションなオリジナルドラマが放送されるそうです。)
やなせたかしの言葉 (桑原晃弥「偉人・名人・達人の言葉シリーズ」)
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