2025年3月22日土曜日

ピースボート

 昨年、この時期の大雨の日に「ピースボート」のポスター掲示のお願いにやってきた女性が、今年も悪天候の中、昨年と同じようにポスター掲示のお願いにやってきました。

 当然快く、了解し掲示して貰いました。今年の6月中旬頃に乗船する目標のためにポスター掲示をしているそうです。考えてみれば、この女性は昨年に『来年(2025年)の乗船予定で頑張っています』と言っていた通り、乗船に向け頑張っていることになるのです。

 現在、日本国内は人手不足で若ければ若いほど、条件の良い企業に就職できるでしょう。

(即戦力を求めている企業は、『経験者歓迎』と言って若い人材を採用しないこともあるようですが……)

しかし、就職を選択せず毎年このピースボートに乗船するために、日本中の各商店などにポスター掲示のお願いに挑戦している姿は立派だと感じます。

私たちが学生の頃は、しっかり勉強して一部上場の大手企業に就職し、結婚することが幸せと考える時代でもありました。

しかし、数年で定年がやってくる自身がこれまでの人生と今の日本社会を考えると、この女性のように就職せず、交通費が無料で乗船できるピースボートに乗って世界中を見て周る生き方こそ成功者だと思えるようになりました。私が十代に戻ることができるとしたならば、必ずや挑戦しただろう取り組みです。

 今、目的もなく勉強もせずに誰でも大学に入学できる社会であり、今後は無料で大学まで卒業できる日本がやってきます。そのような大学を卒業した者と、今回のように苦労して世界中を回る為に無料で乗船できるチケットを手に入れる生き方をしている女性を比べると、まさに悪天候の中でもピースボートのポスター掲示をお願いに回っている女性の生き方こそ、将来のために役立つでしょう。

株式会社ジャパングレイス|「ピースボートの船旅を企画・実行する旅行会社」




希望難民 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社未来ライブラリー)

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