昔よく言われた言葉に「石の上にも三年」があります。
昔は、辞めたい・逃げたい者からしたら苦痛のような言葉ですが、年齢を重ねることで、この言葉の大切さが分かった次第です。
さて、4月も終わろうとしている今日この頃ですが、今、とても忙しく以前では考えられない企業があるそうです。
それは「退職代行モームリ」という会社です。
社名もセンスがあり、今の時代にマッチした社名で急成長しているのも理解できます。
この企業の業務内容は、社名からも分かる通り「退職代行サービス」です。本来であれば、退職する場合は会社に退職願を提出してからの退職となりますが、今の時代は本人が退職手続きをする時代ではなくなっているそうです。
昔では考えられず、辞めたくても「石の上にも三年」という暗黙の了解もあってか、流石にすぐには退職できる雰囲気はありませんでした。
しかし、今は嫌だったら無理して勤務せず、早く辞めて転職をすることが正しい選択だという風潮があります。
時代は変わりましたが、私はこんな退職代行サービスが流行っている時代だからこそ、嫌でも退職しないで最低でも3年は頑張って欲しい、と考える旧態依然の昭和の考え方を持っている人間でもあります。
この「石の上にも三年」ということわざは、石の上にじっと3年も座っていれば石も温まる、という意味で、どんなに辛くても辛抱していれば、やがて何らかの変化があって、好転の芽が出てくるということだそうです。
この退職代行サービスを否定する気はありません。しかし、嫌な事や嫌な物からすぐに逃げ出すことは、我慢強さを鍛えることができず、常に逃げてしまい目標に対して到達することのできる精神力を養うことが出来ないのでは、と危惧しています。
人生、嫌な事逃げたい事の連続です。逃げていては何時までも逃げている人生から卒業することはできないでしょう。もし、逃げたい、退職したいのであれば自身で退職届を提出し、期日まで働くことをおすすめします。
(※退職届を受理してもらえなかったり、とてつもないパワハラが横行している職場があるという話も耳にします。耐えることも大事ですが、いのちを大事にしてください。)
0 件のコメント:
コメントを投稿