5S(ごエス・ごーエス)とは、日本特有の製造業・サービス業などの職業環境の維持改善で用いられるスローガンです。各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動に「躾(しつけ)」を加えた5項目を言います。
名称は、5項目のローマ字の頭文字がいずれも「S」となっていることに由来し、 5S に基づいた業務管理を「5S管理」「5S活動」などと呼ばれています。
整理(せいり、Seiri)
いらないものを捨てる
整頓(せいとん、Seiton)
決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(せいそう、Seisou)
常に掃除をする
清潔(せいけつ、Seiketu)
3S(整理・整頓・清掃)を維持し、職場の衛生を保つ
躾(しつけ、Shituke)
決められたルール・手順を正しく守り習慣化する
5S自体による効果は職場環境の美化・従業員のモラル向上などが挙げられます。
5Sの徹底により間接的効果として、業務の効率化、不具合の未然防止、職場の安全性向上などが挙げられていますが、メリットもデメリットもあると言われています。
日本で生まれた概念ですが、海外の企業でも用いられることもあり「ファイブ・エス(Five S)」として用いられるようです。
日本国内では、5Sを水平展開した概念、5Sプラスαをして各企業がオリジナルな活動を展開している企業もあるそうです。
今、日本国内は景気が低迷し、各企業は国際的に力を失っていますが、この5S活動を展開している企業は間違いなく成長を続け、売上が向上しています。
活動自体は難しくありませんが、職場が忙しくなると活動が停滞しがちです。忙しい時こそ時間を掛けて5S活動を推進することが企業成長に繋がる活動だと私は思っています。
QCサークル活動(小集団改善活動)- 品質管理なら日本科学技術連盟
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