北海道札幌市にある三代続く老舗の建設会社「花井組」の寮内において、社長による従業員への暴行の動画が公開され、話題を呼んでいます。
花井組のホームページには、
社訓『礼儀正しく』『私ごとで人に迷惑をかけないこと』
など、そんな会社で信じられない出来事がカメラに収められてしまったのです。
動画の内容は、泣き声を上げ、正座させられている従業員の男性に対して暴力を振るっているのは、この会社の社長だったのです。
この会社は、SDGsを掲げ
「さっぽろまちづくりスマイル企業」「札幌市ワーク・ライフ・バランスplus企業」
など数々の認定を市から受けている立派な会社であるにもかかわらず、です。
公開された動画内には、社長が従業者に対する絶対服従のラインのやり取りまでが公開されたそうです。
ヤクザの組組織さながらの内容が公開され、その上、何と社長の上半身入れ墨姿まで公開されました。また、社長夫人も入れ墨があるとかないとかまで話題になっています。
今回の発覚により、札幌市からの公共工事は全て断り、急遽再入札になったようです。
現在の社会ではコンプライアンスが厳しく、法令を遵守出来ない企業とは協業出来ないような流れになっています。そんな中での今回の事件発覚は、当然ながら操業88年の老舗企業ともいえども解散せざるを得ないでしょう。
動画内の被害者は全治3週間ほどの怪我を負ったそうです。
動画の公開は従業者によるものであり、これまでの暴力行為に耐え切れずの公開だったのでしょう。動画内容は凄まじく信じられない内容ですが、当然、刑事事件にまで行っても可笑しくない内容ではあります。
やはり、未だに「〇〇組」という企業はヤクザの流れがあるのかもしれません。
ちなみに今回の事件により、全国にある多数の関係のない『花井組』が影響を受けているそうで、早々にホームページにおいて「当社は関係ありません」と公表した企業もあります。
令和でありながら、このような暴力が企業内でまかり通っていること自体信じられませんが、社長は普通からの所作で周りの人は気付いていたのかもしれません。
身から出た錆でしょう。中小の土木会社が撤退している中での今回の事件は残念ですが、撤退、解散すべき会社であることは間違いないでしょう。
このまま続けたとしても社長自身の性格を悔い改めることは不可能でしょう。何と言っても、もう人生を折り返している方であるので……。
「建設業界」×「不動産業界」×「住宅業界」 Innovate for Redesign ~産業構造を変革し、次世代型ビジネスの実現を~
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