今、日本人の主食であるお米が高騰し続け、政府備蓄米を放出した今でも高騰を続け、かつほとんどが流通していないという有様です。
この高騰を続ける現状について農水大臣は
「価格は市場が決めること」
またJA全中のトップは
「コメ価格は決して高いとは思わない」
その上JA全農山形では
「お米は高いと感じますか?」
などと言い放つ有様です。
国会議員や官僚が日本の食糧安全保障に対して真剣に取り組んでいる、と国民は思っていないでしょう。残念ではありますが、このお米の騒動の中、確実にパスタやうどんなどに主食の座を明け渡してしまいそうなデータが出てきているそうです。
このお米に対する措置として、政治家や官僚が
「外国から緊急にお米を輸入する必要なし」
など言い放ったそうです。理由としては
「輸入してしまえばコメ農家を守れない」
との返答だそうです。当のコメ農家は
「どんどん輸入してもらって輸入米と戦いたい」
と言っている農家が殆どだそうです。
『国会議員とJA全中の利権を守りたいだけ』だとコメ農家は分かっています。
さて、この状況の中、流通大手のイオンが米国輸入のカリフォルニア産米を店頭販売すると米国大使館で会見を開き、ジョージ・グラス駐日大使が同席してカリフォルニア産の「カルローズ」という品種のコメを使った新商品『かろやか』を販売すると5月13日に発表しました。
価格は4キログラムが税込み2894円で6月6日から順次販売するそうです。
日本はミニマムアクセス米(日本が海外から最低限輸入しなければならない米のこと)として、毎年77万トンを関税無しで海外から受け入れてきました。
しかし、民間輸入米には1キログラムあたり341円の関税を支払い、国産米の価格をより低く維持することで、日本の主食の自給を守ってきましたが、日本の無策のためイオンが先陣を切ることとなりました。税金を付加しても国産米より1割ほど安くなると輸入に舵を切ったのです。
実は、このイオンには前科があり、以前
「国産野菜の豊作や不作に伴う品薄や価格の乱交高を防ぐのが目的」
で、生鮮野菜の開発輸入に乗り出したのがイオンで、最初に成功したのがシイタケとネギの生産輸入だったそうです。
このイオンの取り組みが将来的に功を奏し、大規模な米国米の輸入に繋がり、いずれは利権の関係である自民党とJA全中の破滅に繋がるスタートなのかもしれません。
お米の輸入に対してはミニマムアクセスの関係で、高額な税金が課せられます。しかし、アメリカの広大な農地で耕作されるお米の値段は大量買いの交渉いかんでは低価格になり、今後ますます日本国民に安く提供されるようになるでしょう。
政治家の皆さん、今何を見ていますか?国民を見ていますか?
もしすれば自分たちの利権を守るために備蓄米を放出しても流通させずJA全中の大元締めが儲かり、その儲かったお金が自民党に還流される流れになっているのでしょうか。
この結果として、参議院選挙は敗退し秋口には急遽衆議院解散になるでしょう。またまた自民党の大敗で『The End(ジ・エンド)』になるでしょう。まぁ、国民は分かっている既定路線です。
まさに「木を見て森を見ず」。
自分たちの小さな利権の為に、国民全体を見ていないですね。
(※本日、5月21日江藤農水大臣は事実上更迭されました。)
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