2025年5月25日日曜日

終わりました……

 先日、金融機関より27年前に契約された住宅融資が完済されたので、

「ありがとうございました。」「また、抵当権の抹消等の手続きがあるので……」

と連絡がありました。

 早いもので、私が27歳の頃でしょうか。当時はまだ景気も良かったような時期で将来的に給与が値上がりしてく時代だったこともあり「ステップ返済」という当初5年は支払いが低く、5年後には返済額が倍ぐらいになった支払い方法だったので、支払いできるかな、と心配しましたが……。

何とか完遂できました。(現在は、この様な危ないステップ返済なるものはございません。)

 さて、住宅購入の話のブログは以前書きましたが、現在給与が上がる気配がないのにも関わらず、住宅価格は高騰しています。そんな中、金融機関は優しく、与信に問題がなければ借入は出来るでしょう。

しかし、当の金融機関担当者は

「この人やばいな」

という方は分かるようです。住宅の購入は国からの指導もあり、割と借入しやすい制度になっているため、担当者は危ないと感じても仕事の為サクサク融資の話を進めるそうです。

 こんな時代だからこそ、借入れた方の4割は返済が出来ずに最悪競売(けいばい)に至るというデータもあるようです。

現実に私の知り合いのご近所さんが7軒中、3軒が返済できずに引っ越しされたそうです。

その件数から推測すると、4割も妥当な数値なのでしょう。

 さて、返済完了した私ですが、正直購入時には、将来返済が終われば「資産になるから」と言われていましたが、間違いなく「死産」になりました。資産もいいとこ死産です。

だからこそ皆様に一言お伝えします。「住宅は買うな」です。今現在、我が家は返済が終わりましたが30年近く経過しているため、リホームが必要ですが1,000万円以上掛かります。

そんなお金はありませんし、これからリホームの為にローンを組む体力もありません。

 現在、購入されている方の平均年齢が30歳以上で、物件価格が4,000万円以上で、返済期間が45年から50年だそうです。30年後にはリホームも必要になってくるだろうし、その時には退職し給与も半分近くに減額されているでしょう。

また、退職後、15年から20年は同額の返済は続きます。

 購入することは簡単ですが返済できるかは別の話です。未だに返済完了後は「資産になるから」と言っていられる方を見受けます。

確実に「死産」ですから……。よく考えて検討・購入することをお勧めいたします。

住宅ローン:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)





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