そんな「肉じゃが」ですが、実は舞鶴の旧海軍施設の図書館の料理教科書の中に、肉じゃがの作り方が書かれていたそうです。その教科書「海軍厨業管理教科書」は、日本中で舞鶴にしか残っていないことが、一部の人には知られていたそうです。
平成7年(1995年)1月に阪神淡路大震災、またオウム真理教の問題が大きくなるなど舞鶴市民は不安感を募らせていたそうです。
そんな中、市内の看板デザイナーの清水孝夫さんが暗いニュースを吹っ飛ばすような明るく楽しい話題として「肉じゃがは舞鶴発祥の地」と考えたそうです。
そこで舞鶴市内に「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」が立ち上げられ、毎年お祭りが開催されるようになったそうです。
平成11年以降は呉(呉海自カレー)、横須賀(横須賀海自カレー)、佐世保(佐世保海自カレー)の4ヶ所において例年持ち回りでお祭りが開催されるようになったそうです。
本当に舞鶴が「元祖・肉じゃが発祥の地」なのかは定かでない、とも言われているようです。
しかし、一番に声を上げたことは確かなので、発祥の地を名乗って良いのかもしれません。
地域の小さなお祭りが地域を超えて、各地の有名な海自カレーとコラボした形でのお祭りに発展したことは喜ばしいことです。
今、日本中明るい話題が乏しいです。そんな中、美味しい食事を食べてお腹を満たし、地域の方たちが楽しく開催できるお祭りは、今の国内で地域のお祭りが減少している中では稀なことでしょう。
私も「元祖・肉じゃが発祥の地」のレシピ通りで作った肉じゃがを、食べてみようと思います。
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