2024年6月20日、英下院は終末期患者の『安楽死』を認める法案の最終採決を実施し、賛成多数で可決したそうです。賛成314票、反対291票だったそうです。
今後、上院での審議で内容が修正される可能性もあるようですが、スイスやオランダ、カナダなどに続く安楽死が合法化に近付いたようです。
英メディアによると、合法化された場合に安楽死が認められるのは、イングランドとウェールズに居住し、余命6ヶ月未満と診断された成人(18歳以上)の患者になるそうです。
また、条件として医師2人の同意が必要な他、弁護士、精神科医、ソーシャルワーカーで構成する専門家パネルの承認が必要になるそうです。当然、命を絶つ方法は、医師が用意した薬物を患者自身が摂取することになっているそうです。
日本には、公益財団法人日本尊厳死協会があります。この協会は1976年1月に産婦人科医で国会議員でもあった故太田典礼氏を中心に医師や法律家、学者、政治家などが集まって設立されたそうです。
自分の病気が治る見込みがなく死期が迫ってきた時に、延命治療を断るという死の在り方を選ぶ権利を持ち、それを社会に認めて貰うことが目的だそうです。
さて、この活動も50年以上続いていますが、中々日本国内では尊厳死(安楽死)が合法化されません。
死期が迫ってきている本人は辛く、苦しく、その家族も見ているのが辛く悲しいと思われます。そしてその間は、医療費が高額に社会保障費から支出されます。
今後の社会保障費の高騰も避けられない昨今、日本国内でも『安楽死』を合法化して欲しいと個人的に思います。
この安楽死は殺人に近い、と言われる方が居ますが、三方よし的な選択だと思いますし、現実的に外国に行かれて安楽死を選択する日本人が居るのも事実です。
当然、本人やご家族の相談のもとの選択肢の1つであるため、将来、日本国内でも『安楽死』が合法化される世の中がやってくることを願わずにはいられません。
もし、私が終末期になったら残された期間を苦しみたくはありません。だからこそ『安楽死』したい者が安楽死できる社会になって欲しいです。
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