認知症の新しい治療薬として「レカネマブ」「ドナネマブ」が世界的に注目され、日本では保険適用されるようになり、低価格で利用できるようになりました。ただし、新薬のため保険適用されたとしても高額であることには間違いないです。
さて、両薬剤とも、認知症の原因物質に直接作用する初めての抗体薬として注目されています。
具体的には脳内にたまったアミロイドβという蛋白質(たんぱくしつ)を除去して、病気の進行を遅らせる効果が期待されているそうです。
認知症の専門家は「画期的な薬」と評価していますが、実際は患者さんにとっては有用と言えず、むしろ副作用の害の方が大きい「危険な薬」とも言われているそうです。
また、認知症を治す薬ではなく進行を遅らせるだけの薬であるため、患者さん本人やご家族にしてみれば認知症と長く付き合っていかなければなりません。実際は認知症によって苦しむ期間を長引かせる薬だと言われています。
薬は高額であり、薬によって状態を先送りしているだけであり、存命出来ても大変なことが多いと思われます。
この高額な薬を使用し長生きするか、ピンピンコロリするかは患者さん本人とご家族がよく話し合っておくことが必要でしょう。
長生きすればするほど辛さに耐える期間が伸びることは事実であるため、使用するかしないかの選択をすることは非常に難しいでしょう。
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