今、日本全国で私たちの生活エリアにクマが出没し、人間が死傷する事件が後を絶ちません。
そんな中、岩手県の県庁所在地にある盛岡市役所などが立ち並ぶ開発地域の岩手銀行地下駐車場に、クマが出没したため麻酔で捕獲されました。その後、駆除されたそうです。
また、同日昼近い時間に盛岡市上田3丁目の岩手大学敷地内で
「クマを見ました」
と学生から通報があったそうです。盛岡東署員が駆け付けたところ、周辺に体長1メートルのクマ1頭が確認され、怪我人はなくクマは居なくなったそうです。もしかすると、岩手銀行に現れたクマと親子かきょうだいなのかもしれません。
さて、市街地に出没したクマをこれまで銃器で発砲することはできませんでした。
2025年9月1日に、市町村の判断で発砲を可能にする改正鳥獣保護管理法が施行されました。
諸条件を満たせば、銃器での捕獲が可能となり、市民を守る一助になったことは間違いありません。
しかし、当然ながらクマが可哀そうだと言われる方が居るのも事実です。
これまで私たちの生活のために自然を破壊し、クマなどの生活区域が無くなってしまったことも原因の1つとも言われています。
その中で、国内でも危険動物との共生が上手く行っている地域があるそうです。
それは『ゾーニング』と言い、私たちの生活圏と動物の生活圏との間に緩衝地帯を作ることだそうです。
これまでは緩衝地域があったからこそ、クマなどによる事件が発生することはあまりありませんでした。
現代社会では、自然を壊してまでの乱開発が緩衝地帯を破壊してしまい、クマなどが市街地に降りてくる原因になっていると言われているようです。
(少子超高齢化や都会への一極集中によって、緩衝地帯に住み管理を行う人間が減ってしまっているのも、緩衝地帯が壊れた要因と言えるでしょう。)
今、対策として改正鳥獣保護管理法が施行されました。それと同時に『ゾーニングゾーン』を作っていく(再生していく)ことも必要でしょう。
私たちや、私たちの子どもたちはディズニーの『くまのプーさん』で育ってきました。
決してクマが悪いわけではありません。私たちが自然を破壊し、乱開発をしてしまったことと緩衝地帯を壊してしまったことに原因があるのです。
このままクマによる事件が増え続けたら、ディズニーから『くまのプーさん』が居なくなってしまうかもしれません。
銃器で発砲し射殺することも必要でしょう。しかし、同時に『ゾーニングゾーン』を作っていくことも必要です。
決して、クマが可哀そうだからと言っている訳ではありません。
私たちは自然と動物たちと共生できる自然を守っていくことこそが環境破壊を止めることで、今回のような死亡事件を止めることができ、地球温暖化防止の一助になると思っています。
【注意】
クマ対策に販売されているクマ避け(クマ撃退)スプレーに、クマを避ける効果のない模造品が出回っているそうです。
購入を予定している方は、模造品を購入しないように気を付けて下さい。
【公式】プーさんのハニーハント|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート
くまのプーさん 今日からはじめる 毎日を豊かにする100のこと
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