例年、クマによる被害は後を絶たず、たくさんの方々が命を落とすケースや大怪我をするケースが増えています。
そんな中で、国としては狩猟免許保持者以外にも協力を得て、被害を最小限に抑えるための働きかけをしています。
さて、星野道夫といえば日本の写真家であり、探検家、詩人でアラスカの動物、植物、人々を撮影した方です。
厳しい自然の中で動物の生きる姿、人間の生活、命の尊さを綴ったエッセイも執筆されています。
特に『アラスカ 光と風』、『旅をする木』などが有名だそうです。
私が星野道夫さんに出会ったのは、数十年以上前の長男の病気がきっかけでした。
「生き方」「自然」などを考えることになり、友人たちが行っていた映画の上映会を手伝うことで知りました。
その映画は1997年に龍村仁監督の監督による映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第3番』の第1部に「星野道夫編」として取り上げられていました。元々、この映画に出演予定だったそうですが、事故を踏まえ星野さんの追悼を主題として、その足跡を辿りながら星野さんと交流のあった人を紹介した内容になっていました。
星野さんの持ち込み企画であった『ヒグマと鮭(サケ)』をテーマに1996年7月25日、TBSの人気番組『どうぶつ奇想天外』で撮影するためにカムチャッカ半島を訪れていたそうです。
その際、星野さんほかTBSスタッフ3名とロシア人ガイド2名が同行し、小屋には取材班とガイドの5名が泊り、星野さんはそこから数メートル程離れた場所にテントを張り、1人で泊ることにしたそうです。
その際、小屋の食糧がヒグマに荒らされていた形跡をガイドが発見したそうです。
7月27日、現地を訪れた別のアメリカ人写真家が星野さんのテント近くにテントを張ったそうですが、その夜金属音で目を覚まし外に出ると、小屋の食糧庫にヒグマがよじ登り、飛び跳ねていたそうです。
事後、ガイドさんたちは星野さんに対して小屋で寝るように説得したそうですが、星野さんは
「この時期はサケが川を上がって食べ物が豊富だから、襲ってこない」
と取り合わなかったそうです。
8月8日深夜4時頃、星野さんの悲鳴とヒグマの唸り声が暗闇のキャンプ場に響き渡ったそうです。ガイドさんが懐中電灯で辺りを照らすと、ヒグマが星野さんを咥えて森の中に引き摺って行く姿が見えたそうです。
その後、ヘリコプターで到着した救助隊は上空からヒグマを発見し、射殺したそうです。
星野さんの遺体は、森の中でヒグマに食い荒らされた姿で発見されたそうです。
星野さんがクマに襲われている時の気持ちは想像できませんが、もしすれば
「此処に来なければ良かった」
と思っていたかもしれません。
今、日本国内ではクマ被害を防止するために射殺しか方法はないでしょう。
きっと、星野さんは天国で人間とクマが共存できる方法で対処して欲しいと思っているかもしれません。
星野さんはたくさん残した名言があります。その中の1つに
「大切なことは、出発することだった」
と言っています。
第三番|GAIA SYMPHONY ーガイアシンフォニーGAIASYMPHONYー ガイアシンフォニー
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