一般的にストレスは身体に良くないもので、健康的に過ごすにはストレスのない毎日を過ごしましょう、と言われています。そんな中、私は毎日のストレスを溜め込み、身体に良くない生活を送っています。いつかはストレスのない生活を、と願い毎日を過ごしています。
私たちは高齢になっても若々しく過ごしたいと思うのは、誰しもの願いでしょう。もし、不老長寿の薬でも手に入れれば可能なのかもしれません。
一般的に「ストレス」を感じると、身体の何処かに不調をきたします。特に仕事が立て込んだりして忙しくなると、肩こり・頭痛・腹痛に悩まされることもあるでしょう。
そのような毎日が続いたとしても不思議と休日になると、楽になるでしょう。このことからストレスのせいに違いないと納得します。
しかし、ストレス自体が痛みを持っているものではなく、刺激によって全身の神経が敏感になって痛みなどを感じやすくなるようです。
また、試験会場などで他の受験生の僅かな動作や小さな物音などが、気になってしまうこともあるでしょう。これもストレスという刺激によって感覚が研ぎ澄まされて、元々の腰痛や肩こり、頭痛もより一層痛みを感じやすくなるそうです。
こんな毎日が続くとストレスがない生活を憧れてしまいます。
しかし、ストレスのない状態では目標達成や困難を克服する経験が少なくなり、達成感や充実感を得ることが難しくなるそうです。このストレスからくる感覚が不足すると、目標への意欲を失ってしまい、やがてやる気を失ってしまう可能性があるそうです。
ストレスのない生活が続くと、やがて停滞感や退屈間が生まれ、常に快適で刺激のない状況が成長や学びを停滞させる要因となります。そして、脳への刺激が不足し、脳の活性化を阻害する可能性が高くなるそうです。
脳は常に新しい情報や課題に晒されることで、活性化し成長するそうです。
私たちはストレスのない生活を望みがちですが、このストレスがないことで脳の老化に繋がってしまうのです。また、ストレスは人を動かし、筋肉や骨を鍛え、心肺機能を向上させる要因でもあります。
現実的にはいつも元気で若々しく生活している人は、毎日ストレスフルに生活を送っているのです。よく聞く話で、定年退職した途端老け込んでしまったり、元気だったのに急に無くなってしまうことも、ストレスがなくなったことが原因とも言われています。
(仕事一筋だった人が定年退職によって、元気がなくなってしまう、ということはストレスも関係しているのでしょう。)
毎日、私が感じているストレスは身体に良いものだとは思いません。それでも、毎日適度なストレスを与えることが、いつまでも若々しく長生きできる秘訣なのでしょう。