小さい頃、「月月火水木金金」を聞いて「土曜、日曜がないぞ」と真剣に考えた子供のときがあった事を懐かしく思う今日この頃です。調べると、軍歌であり、1940年(昭和15年)10月20日、海軍省海軍軍事普及部推薦曲として、ポリドール・レコードから発売されました。当初は返品率が7割で、全く売れなかったようで、日本放送協会の職員が偶発的なミスによるラジオ放送がきっかけとなり、流行歌になったようです。
労働基準法によると週の決定労働時間は40時間で土日(週休2日)休みになっているし、聖書から考えると日曜日は休息し、教会に行きお祈りを捧げることになっています。
私の長男は年中のときに小児がんを発症し、強力な抗がん剤治療後、右足切断、一部肺切除、その後脳腫瘍に侵され、脳の病変部切除など長期の治療を行いましたが、高校2年生でこの世を去りました。
当時は今のような高福祉の時代ではなかったので、お金の出費はかなり大きいものでした。
当然、サラリーマンだけの収入ではやっていけず、同時進行で毎日の新聞配達、警備、コンビニ、土日は二日間で40時間ほど大型トラックの整備作業をしていました。毎日、辛く【月月火水木金金】状態で、土日に近所で見かけた家族連れの姿を見ては涙したものです。
長男が亡くなり10年以上経ちますが、当然ですが、今でも休まず「月月火水木金金」で働いています。昔は辛くてたまらなかったのに、今では働いていないと体調が優れないくらいです。習慣って怖いですよね。
今やっと、人並みな生活が出来るようになったのも最初は辛かった【月月火水木金金】がベースにあります。また、休まず働いてきたことで、たくさんの本来では、経験せずに済んだことも経験できたことは私にとって財産です。
最後になりますが、こんな私たちの経験が少しでも興味ありましたら【わたしの家の戦士と天使】を読んでいただければ幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿