小さい時、授業で「どんな大人になりたいか?」という質問をよくされました。私みたいな子どもの答えは「お金持ちになりたい。」が普通で、優秀な子に限って「相手の気持ちの分かる大人になりたいです。」と100点満点の答えをしていました。以降、私も質問されたら同じように「相手の気持ちの分かる大人になりたいです。」と答えるようになりました。
今、大人になって感じることは「エスパーでもないし、人の気持ちは分からない。」に変わりました。もちろん、「相手が体調悪そうだな」や「何か困っていそうだな」、私との会話で「楽しそうだな」というくらいは分かりますが、子どもの頃の優等生の答えである「相手の気持ちの分かる大人になりたい。」とは何だったんだと、昔を思い出すと笑ってしまいます。
今、仕事や何かの付き合いの会話の中で、こちらが怒って話していても相手に怒っていることが伝わらなかったり、会話で相手が私を怒らせても何で怒っているのか理解できない人が増えてきている、と感じることがあります。
「相手の気持ちの分かる大人」は早々居ませんが、相手の仕草から少しでも、気持ちが分かってくれたらなぁ、と感じる大人はたくさんいます。
私は「相手の気持ちの分かる大人」は居ないと結論付けましたが、それでも「相手の気持ちの分かる大人になりたい。」という答えに対し、なれるような努力が出来る生き方はしたいと思います。
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