2022年11月25日金曜日

5人に1人が「年収200万円以下」

  2022年度の平均年収が443万円だそうです。

この30年で日本は何故衰退し、停滞してしまったのでしょうか?

 国税庁の調査から2000年と2021年の年収を比べると、年収200万円以下は827万7000人(構成比18.4%)から1126万2000人(同21.4%)へと増えています。定年延長や高齢の労働者が増えていることも一因と思いますが、低所得者は確実に増えています。

一方、年収2000万円以上の高額所得者を比べると、17万8000人(同0.4%)から30万2000人(同0.6%)へと増えているのも事実で、この格差を当たり前のように受け入れてしまっていることも、良いのだろうかとも思います。

 さて、私たち企業は仕事があるのにも関わらず、スタッフ不足により売上(利益)を上げることが出来ず、スタッフを集めることに対しては悩みどころです。

 私は以前、収入が低く生活が困窮してる時は、空いている時間があれば、たくさんのアルバイトを掛け持ちし働いていました。

 現在、年収が200万円以下で生活が困窮している方がいることが不思議でなりません。今、国ではダブルワークを推奨し、各企業の就業規則も変更されつつあります。アルバイトを許可する企業も増えてきている中で、ダブルワークもせず生活が困窮し「大変だ。大変だ。」と言っている方々がいることが信じられません。私からすればダブルワークをし、年収を増やす、資格を取得し年収を増やすなりの努力をする、といった現状での不満や不足している部分で、為すべきことを行うべきだと思います。

何故か「年収が200万円以下」だけが一人歩きしているのも怖いなぁ、と感じます。

 これは「年収を200万円以下しか支給出来ない企業が悪い」のか「ダブルワークもせずに、生活に困窮している人が悪いのか」を考えると残念ですが、私には答えは出せません。

私から言えることは、5人のうちの1人の「年収が200万円以下」の方にダブルワークをしたらどうでしょうか、と伝えたいし、現実「年収が200万円以下」でも問題なく生活されている方が居るのも事実です。

一番大切なことは「足るを知る」ことなのでしょう。


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やっぱりね!

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