RKB毎日放送によりますと、福岡都市圏内の公立小学校で2022年11月11日に6年生の男子児童が同じクラスの女子児童を糸切りばさみで切りつけ、学校が警察や児童相談所に連絡したのは3日後と報道しました。
切りつけ事案が起きた市の教育委員会によりますと、今月11日5時間目の授業がはじまる前、6年生の男子児童が家庭科用の糸切りバサミで同じクラスの女子児童を切りつけ、背中や指などを12針縫う怪我をしたようです。原因の詳細は分かりませんが「からかわれたと思い頭にきた」らしいです。
このニュースの視聴者のコメント欄を読みますと、男子児童についての「発達障害」という、ワードが結構出てきていたことに驚きます。発達障害の子どもをもつ母親のコメントには説得力もありました。この事件の背景にあるのは、発達障害の有無に関わらず、年々グレーゾーン(定型発達でも発達障害でもなく、「発達障害の傾向がある」と診断され、障害者手帳(精神障害者福祉手帳)の交付も受けられないで苦しんでいる人)の子どもが増えてきているのも原因の一つだと思われます。
今回、怪我をされた女子児童は一生傷を持ち生きて行かなければならないことを考えると、気の毒で仕方ありません。現在社会での発達障害の方の増加、また、年々増えているグレーゾーンの方々の対応も社会をあげて対応していかなければならないでしょう。
このような事件に関心がある方は、コミック「ケーキの切れない非行少年たち」や「「子供を殺してください」という親たち」を読んで頂ければ、現在の社会問題が理解されるかと思われます。
どうか、読んで頂けると幸いです。
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