セブンアンドアイHDの発表によれば、今年(令和4年度)上半期のセブンイレブンの既存店売上高がコロナ前を上回ったそうです。しかし、実はその裏で顧客数はマイナス11%と1割以上減っているそうです。
この結果からリーマンショック後の、デフレ経済で低所得者層が増加していく中で「いずれコンビニを使うことができるのは中流層か富裕層だけになる」という予測があったそうです。
アフターコロナのコンビニの売り上げを支えているのは3種類の人たちで、それぞれが違う理由でコンビニを利用し、それぞれが違う日本経済への不満を感じ、それぞれが異なる購買行動を取ることで全体としてコンビニを支えているようです。
①惰性で利用する人たち
②手に届く贅沢を楽しむ人たち
③買い物難民としての高齢者たち
コンビニからいなくなった1割の人たちは
「ガソリン代、電気代からインスタントラーメンまでこんなに値上がっているのだから、生活スタイルを変えなくては」
「コンビニよりもドラックストアやスーパーのほうが同じ商品が安く買えるのだから、買う場所を変えよう」
という人たちだったそうです。
私は毎日セブンイレブンに行くので特に感じることがあります。以前は感じたことがありませんでしたが、このところ、25日の給料日あたりになるとレジ前に振込用紙だけ持った人たちで混雑しているのを見かけることで「一ヶ月の終わりだな、早いなぁ」と感じています。
しかし、それは冷静に考えると期日に引き落としできなかった人が、給料日に現金を出金し郵送されてきた振込用紙で入金をしている人たちだなぁと気付きました。
この光景からも今後コンビニは中流層と富裕層のみが購入し、それ以外の人たちは振込入金するのみの場所になってしまうのでは、と危惧しています。
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