2022年12月15日木曜日

暗黒の三年間

 私には、二度と経験したくない「暗黒の三年間」があります。

それは、高校三年間の寮生活です。当時、入学式前に入寮しましが、その入寮当日から先輩に指導(呼ばれて殴られる)されたのです。三年生になるまでの二年間は、地獄の毎日でした。私学であり、優秀で教育熱心な教諭に限って、早々に退職してしまいました。逆に上司に媚びを売るあまり優秀でない教諭が辞めずに学校に残っていたようです。

 私は、好意にして下さっていた顧問のいる運動部に所属し、安泰と思っていたのですが……。毎日先輩から虐められる毎日の繰返しの上、好意にしていた顧問が急遽、辞めてしまいました。

 新しい顧問は、運動一筋で生きてきたような人で、当初から馬が合わず、やり難さを感じていました。若い上(今考えると、私と年齢が違わない)、人が嫌がること(自分の臭い足指の間を人差し指で擦り、私たちの鼻先につけてきたり、口の中に入れてくる等、到底我慢できないこと。)を平気でしてくる方でした。

多分、本人は若くおふざけ程度にしか思っていなかったのでしょう。(今、本人にそのことを話したとしても、覚えていない、と言うとでしょう。)

私には耐えられず、もう三年間球拾いで良いから静かに過ごそうと決め過ごしていました。

 しかし、賢い同級生の中には、顧問に対し媚びを売り上手く生き、しっかり指導してもらい、いつも試合に出してもらっていました。私には到底できないことでした。


 最近、母校のホームページを見たところ、何と私の嫌いだった運動部の顧問が校長になっているではありませんか。

驚きと情けなさと、複雑な心境でした。(世も末と……。

当然ですが、私が尊敬していた先生方は殆ど退職し、公立の教諭になったり、自分のやりたかったことを始めて活躍されている方ばかりなので、安心しているのも事実です。

 現在、私は会社を経営していますが、暗黒の三年間の学びがあり、かつ媚びるような生き方を選択していなかったからこそ、今こうして、良き利用者さま、良き関係者さま、そして良きスタッフに恵まれ毎日を過ごせているのだと思います。感謝です。


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