20年以上前、子どもの小学校のPTAの会長をしていたことがあります。
よく役員会では子ども達のいじめについて話題になることがありました。その度に、必ずと言って「いじめられる側も悪いよね」と言う方がいました。大体、いじめている側の親の意見です。
私はその度「???」となっていました。答えが出る訳でもなく、返答として先生方にお願いしましょう、で終わっていました。
今年はロシアがウクライナに侵攻し、残念ながら未だロシアは戦いを辞めません。
この件についても国会議員の中には「やられる側のウクライナが悪いんだ。だから、ウクライナが降伏しろ」と平気で言う議員もいます。こんな国会議員がいることが残念でなりません。
果たして、子どものいじめも、ロシアのウクライナ侵攻もやられる側が悪いのでしょうか?
一つ言えることは、いじめられる子どもが強かったり、ウクライナが強国であったらいじめや侵攻が起きたでしょうか?
何時になっても、強いものが弱いものをいじめ、強い国が弱小国を攻撃し飲み込んでいきます。
現代社会において身近なところに小さな争いは沢山あります。それを考えればいじめや戦争が、未来永劫なくなるとは到底思えません。私たちは歴史からたくさんのことを学んできているはずですが、同じことの過ちを繰り返しているのが私たち人間です。
何時になったら相手を思いやれる社会が来るのでしょうか?
今、日本は昔に比べて、余裕がなくイライラしている人が増えたように思えます。
これも景気が低迷し、人の心が荒んできていることも原因でしょう。それを考えれば、今後ますます住みにくい社会になっていくでしょう。
どうか、相手を思いやれる人になりませんか!
そして、お互い助け合いながら生きていける日本が来ることを願わずにはいられません。
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