さて、日本の広告事業をほぼ牛耳るイメージで、マスコミをはじめTV局などに睨みを利かせていると誰もが感じているのではないでしょうか。
電通は大学生の就職先としては人気があるようですが、私からすれば就職する人は、政治家の子ども、芸能人の子ども、大企業の経営者の子どもなどの就職先というイメージが強いです。また、一般から就職した人たちは鬼のように働かされるブラックな企業と思います。現に自殺した社員も居たため裁判にもなりました。非常に厳しい企業であることは有名であり、厳しいからこそ世界では第6位に位置する規模であることも理解できます。
さて、面白い書籍を紹介します。
「電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり」
この書籍は2016年2月18日に講談社から発行され、現在でも増版され続けています。
人間は若い間は「正面の理」しか見えません。
しかし、実社会で経験を積むうちに、いつしか人間を動かすのは「理」よりも、むしろ多くの場合「情」や「恐怖」の方だということを思い知らされます。
その「情」を動かすための最短距離の方策が、この書籍の中にある「戦略的おべっか」です。書籍の中で詳しく例を挙げて述べてある「戦略的気くばり」とは、得意先や上司に対し、自分に有利な判断を下せるため「理」を超えて「情」に働きかけるための具体的な方策が書かれています。
結局のところは「情」だということを学ばされる書籍であります。
電通はブラックで怪しい会社だと思われがちですが、この書籍を読んで頂ければ誤解は解けるはずです。
この電通社員の凄さを超えられない博報堂も理解できました。
やはり人間生きていく上で一番大切なものは「情」です。
もし、機会があれば読んでも無駄にはならない一冊だと確信しております。
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