全国的に老舗の名門ホテルや旅館が閉館されているニュースがよく報道されるようになりました。閉館された跡地は、大体が住宅分譲地になったり、高層マンションが建てられているようです。
これからの人口減を考えると、何故住まいを増やすのだろうかと不思議ですが……。
そのような中で、外資や国内では、コロナ禍においても積極的な展開をしているところもあるので、正直何が違うのだろうと考えてしまいます。外資は潤沢な資金力で展開は可能ですが、国内で積極的展開をしているAPAホテルは大丈夫なのだろうか、と決算状況を調べてしまう私がここにいます。
少し古い情報ですが2016年1月4日付けの日経新聞で、代表の元谷氏は取材に対して「(総資産は)2000億から2500億円程度あり、借入は1000億円程度だ」と答えていました。また、2015年度のAPAグループの売上は900億円程度なので、年間売上を大幅に上回る借入残高があることが分かります。
(私ですと、この財務状況ならば積極的な展開は考えられないし、金融機関からの借入もできない数値と思えます。どのように考えても自転車操業にしか見えません。)
今、2023年に入りコロナ禍でもあり、ロシアのウクライナ侵攻の中で物価も高騰しているので、2016年度の状況よりはるかに悪い数値が予想できます。その中でも逆張りをし、積極的展開をしていることに大丈夫なのだろうか、と思ってしまう経営者目線の私がここにいます。
今後、国内の老舗の名門ホテルや旅館の閉鎖はますます進んでいくでしょう。そのような時代でも全国展開をしているAPAホテルには頑張ってもらいたいものです。必ずといって良いほど出張ではお世話になるホテルの一つであり、私のおすすめのホテルでもあります。
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