2023年2月5日日曜日

鬱病について

 社会が目まぐるしく変化し、毎日の生活に振り回されてしまう現代病とも言える鬱病に発症する人が増えているようです。特に鬱病になりやすい人は「典型的なのは、考え方が固い人で、どのように硬いかと言うと、この道しかない!」と思っているような、真面目な人だそうです。

 鬱病の場合は、まず認知療法が有効だそうです。20代くらいまでの場合は少し違っていて、鬱病というよりは適応障害が多いようなので、薬が効きにくいそうです。

 大人の鬱病の場合にはセロトニンが効果的です。40~50代になると加齢と共にホルモンバランスが乱れ、体内のセロトニンという物質が減ってきます。そこに外部からセロトニンを投与することで、非常によく効くそうです。男性は、男性ホルモンの低下でセロトニンが不足すると意識が低下し、人付き合いが出来なくなるようです。また、アルコールに依存し、判断力が低下するそうです。特に双極性の場合は、気持ちの上下が激しくなり、やけくそを起こすこともあるようです。ひどい場合は、簡単に自殺したり、自死まで行かなくとも、何もかもが面倒になりセルフネグレクトのような状態になってしまい、生き方がぞんざいになってしまうそうです。

 鬱病には、2013年にアメリカで改定された『DSM-5』という診断基準があります。その診断マニュアルに基づいて確認が行われます。

気持ちが沈む、不眠、疲労感、体重の減少、意欲の減衰などの具体的な9項目があります。これらのうち、5つ以上が2週間続いた場合、鬱病と診断されるそうです。

ひとつ重要なのは、気持ちが沈むなどしても、逆に元気すぎる『躁状態』に一度でもなっていた場合は『双極性障害』と診断されるそうです。また、会社や学校に行くと気持ちが沈み、家に居ると大丈夫、という場合は『適応障害』の可能性があるそうです。

一見似たような症状ですが、治療法が異なるので自己判断ではなく、専門医を受診して適切な治療を受けることが大切です。もし、ご家族や友人などが、このような症状を持っているようでしたら、できる限り早めに受診の提案をして下さい。

 どうも、私は真面目ではないし、診断項目の5項目が該当しないので、鬱病になりそうもありません。安心して良いのか、違った意味で何か複雑な気持ちでいっぱいです。


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