在日外国人の7割が日本の口臭は「くさい」と回答したようで、それを裏付ける結果が在日外国人100人に対して行われたアンケートから分かったようです。
調査によると「日本人の口臭にガッカリした経験はあるか?」という質問に対し「はい」と答えた人は、なんと72%もいたそうです。また、「日本人にオーラルケアを徹底してほしいか?」という質問に「非常にそう思う」「そう思う」と回答した人の合計も72%だったそうです。
欧米では『綺麗な歯は正しい自己管理の証拠』とみなされているようで、歯並びもそうですが、口臭がしたり、歯が黄ばんだりしていると品性を疑われ仕事の担当を外されることもあるそうです。
日本人は欧米人よりパーソナルスペースの距離が遠く、また、大きく口を開けて笑うことははしたない、という意識があります。口臭を気にする必要に迫られることが比較的に少ないこともあり、ケア意識も低いそうです。
ただ、日本人が歯のケアに対し全く無頓着という訳ではありません。実際に、日本人の歯磨きの回数を調査した厚労省のデータによると、1日に2回歯磨きを行う人は49.8%、3回行う人が27.3%だそうです。回数だけ考えれば十分意識は高いそうです。
「歯磨きを何の為に行いますか」という質問に対しては、大半の人が『歯についた食べかすを取るため』と答えています。
実はこれが大間違いで、歯磨きの本当の目的は歯垢(プラーク)を取り除くことが目的だそうです。歯の表面にまとわりつく、白くねばついたものが歯垢で、これが細菌の塊になっているそうです。取り除かなければ口腔内の環境を悪化させ、悪臭の原因になるそうです。
歯垢が残りやすいのが、歯と歯茎の境目、歯と歯の間や奥歯などのブラシが届きづらい箇所になります。日本人の多くが肝心な部分を磨けていないようで、歯ブラシだけで取り除ける歯垢はせいぜい6割ほど。残り4割の汚れが残り続けてしまい、歯磨きの効果がないそうです。その点、欧米人は歯の間隔を磨く道具として「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」をセットで使うことが、習慣化しているようです。また、歯磨き後に口腔内をスッキリさせるためにマウスウォッシュが有効的で、日本人が歯磨きの代わりに使用しているのも大きな間違いだそうです。
そういえば、欧米人で口臭があり、口腔内が不快に見える人はいませんよね。
これからは、歯ブラシ後、デンタルフロス、歯間ブラシを使用し、最後にマウスウォッシュでさっぱりさせ、健康的な口腔内を保ちましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿