先日、私の大好きだった松本零士さんが亡くなり、一つの時代が終わったのかなぁと感じています。
さて、私は「銀河鉄道999」が凄く好きでした。
それは登場人物のメーテルが綺麗で、年頃の少年には魅力的だったのでは、と思います。現にたくさんの「銀河鉄道999」のファンは私と同じ気持ちの人が多かったのではないでしょうか。
銀河鉄道999の「アンドロメダ編」では、メーテルと共に999号に乗り、アンドロメダ星雲にあるという機械の身体をタダでくれるという星に到着するまでの主人公「鉄郎」の旅を描いています。
原作及びテレビアニメ版では、人間の愚かさ、孤独、弱さ、経済格差や実力社会を背景としたこの世の不条理を題材にしたエピソードが多いです。またその世界観の中には、人間の歴史から得られる教訓を下地としたと考えられるものが多く、全体的にノスタルジアな構成で移動手段にSLが起用されています。ストーリーではメーテルが母親像に投影されていたり、日本の下町や自然の風景などが再現されている惑星があったりと、SF作品として未来を対比させるような「懐かしさ」を感じさせています。
鉄郎は当初、永遠の命である機械の体を手に入れるために旅立ちましたが、旅を続ける間にたくさんの経験から限りある体の大切さを知り、結局、機械の体を手に入れることはありませんでした。
この「銀河鉄道999」は「生きるとは何か」「永遠に生きることは果たして本当に幸せなのか」といった人生観が大きなテーマになっていると思われます。
現在、まだ観たことがない方がいらしたら、YouTubeなどの動画サイトで視聴できます。もし機会がありましたら、オススメできる作品だと思われます。
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