私が小学生の時に「朝食を食べていますか?」というアンケートがあった事を、今でも覚えています。私には朝食を食べないことが不思議なくらい衝撃を受けたアンケートでしたが、若い両親の子ども達が朝食を食べていないことが結果として分かったのです。
当時、私の両親は戦争(第二次世界大戦)経験者で、朝食を食べていない子ども達の両親は戦後生まれの若くてきれいでおしゃれな、私からすれば羨ましい親御さん達でした。
食べていない理由としては「朝、起きられない」「朝食を作ってもらえない」「コーヒーや牛乳だけ」といったことが挙げられていました。
それから月日が経ち、私が子ども達の小学校のPTAの会長をやっていた時、先生方から「朝食を食べてこない子ども達がいて困っています」との話があり、「朝食を食べていますか?」という議題で話し合ったことがありました。すると「朝、起きられない」「朝食を作れない」「コーヒーや牛乳だけ」と子どもの頃に聞いたことのある答えが返ってきました。
考えてみればPTAで一緒だったお母さん達は、私たちが子どもの頃に朝食を食べていなかった子ども達だったので
「今、子ども達が朝食を食べていなくても問題ないですよね……。」
と先生方と納得したことを覚えています。
私は朝食を必ず食べる人なので、朝食を食べない事自体信じられませんが、今では朝食を食べない人がたくさんいても不思議ではない時代ですよね。しかし、貧困のために食べたくても食べられない子ども達がいることも事実で、これは別の意味で大きな社会問題だと思います。
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